2006,10,11, Wednesday
教育再生会議
安倍内閣の教育改革を推進するために設置される「教育再生会議」のメンバーが発表された。思ったよりおだやかな?メンバー構成だった。ただ、少しクレームがついている。
あの八木秀次氏(新しい歴史教科書をつくる会元会長)の率いる「教育再生機構」は次のような声明を出している。
委員の過去を洗い出してケチをつけるのはどんなものか(八木氏はそういうことが好きな人らしい)。それに、それにこういった大事なことを話し合うのだから、意見の違いはあったほうが良いではないか。 それよりも、私は教育学者が入っていないことに一番問題点を感じる。教育学者のいない教育談義はかならず「居酒屋談義」と化す。企業人より教育学者を。 |
2006,10,11, Wednesday
安倍政権
私のこんなつまらないホームページでも毎日必ずチェックしてくれている人がいるようだ。ありがたい。
私がときどきチェックするのは、保守系(右派系)のブログサイトである。 革新系(左派系)サイトは、全体として面白くない。言うことが決まっているからだ。これを「金太郎飴」と言うそうだ。断っておくが、これを「いけない」と言っているのはない。「ブログとしては新しい情報もなく少しもおもしろくない」と言っているだけである。「首尾一貫しているから金太郎飴になるのだ」とも言える。 その保守系ブログだが、安倍政権の評価で混乱しているようだ。 発足時は、「保守本流の本格政権」「中韓に対してのみでなくアメリカに対しても毅然した態度ができる政権」と言う評価が高かった。一方で「小泉路線の継続」を危ぶむ声も一部にあった。ところが、国会でいわゆる河野(洋平元外相)・村山(富市元首相)談話、A級戦犯に対する政府としての見解を認めてしまっこと、就任後の最初の大きな仕事が中韓訪問であったことなどから、はやくも失望の声があがっている。「媚中政権」という評価もある。もちろん、逆にその「柔軟さ」を持ち上げる声も出ている。中には、「政府としての見解は安倍氏の見解ではない」などという奇妙な論理で安倍氏を一生懸命弁護しようとしている自称「右翼」もいる。 保守論壇の人々(研究者も含む)には中には、政権に取り入って、その中に取り込まれようする意図が見え見えの人もいる。そうすると、その主張がどうしても窮屈になってくる。そういう姿が、保守系ブログから見え隠れしてくる。それが保守系ブログのおもしろさである。 |