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広島(その3)

広島の話をあと2回。
写真は広島市内を走る広電の路面電車である。私が大学に入学した頃は、20円、在学中に30円に値上げした。現在は150円だった。

私は、食いつなぎのために、1年間ほどこの電車の車掌のアルバイトをしていたことがある(現在はワンマンになっている)。1日7時間(途中で休憩あり)電車にのり、1400円。始発からのれば、午後1時に終わる。3時くらいから最終までのってもよい。ある場合は、ダブルでのる。結構自分の希望が通った。

車掌の仕事は次のようなこと。
・停車したら、ドアをあける。
・客が降車する時に、30円を運賃箱に入れるのを確認する。
・客が降りたら、ドアを閉め、ベルを二つ鳴らして発車してもよいことを知らせる。(これはかなり緊張する)
・駅間では、両替をしたり、回数券を売ったりする。
けっこう楽しいアルバイトだった。そして、運転手さんたちにかわいがってもらった。

おもしろかったのは、労働組合のストライキの日である。そういう日もストが解決した場合にそなえて、会社に出て待機する。しかし、運転手がいないから当然電車は動かない。本でも読みながらゆっくり会社で待つ。結局、何も仕事をせずに帰る。それでも日給はしっかりもらえた。まだ、高度経済成長の時代だった。

なお、運賃が30円の時代に1日1400円のアルバイトはかなり良いアルバイトである。
3日分くらいの生活費にはなった。

| 自分のこと | 08:09 AM | comments (0) |
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いじめ(その6)
本人たちが、別に「いじめよう」とか「仲間はずれにしよう」という気持ちがなくても、特定の子どもが一人になってしまうことはよくある。

5人で列車に乗る。4人席であれば、1人あまる。この時、いつも1人になる子は、だいたい決まってくる(私がそうだった)。

教師が、グループをつくらせる。子どもの好きなようにグループをつくらせると、どこにも入れない子どもができてくる。こういう子も決まってくる(教師は、子どもの好きなようにさせてはいけない)。

昔、「はないちもんめ」という遊びがあった。「あの子がほしい。あの子じゃわからん。この子がほしい」。こういう遊びで最後に1人残る子も決まっていた(私は、残酷な遊びだなあと思っていた)。

このような子どもが、今の言葉で言えば「うざい」と言われるのだろう。しかし、このように一人になってしまうのは、決して明確な欠点があるからではない。「欠点」ではなく、個性でありそれが少数派に過ぎないだけなのである。「欠点」ではないからこそ、「うざい」というあいまいな言葉で表現されるのである。

つまり、集団の仲で一人になりやすい子は他の子と少し違った個性を持っているだけなのである。そして、他の子どもと違うことでからかわれたり嫌がらせの対象になったりしやすいのである。「いじめられる子も問題がある」と言われることがあるが、問題があるのではない。ただ、他の子どもとほんの少し個性が違うだけのことである。

仲間はずれにされたり、からかわれたり、嫌がらせをされる理由にはその他にもいろいろあるが、ほとんどいわれのないものである。本人がその時にいくら努力しようとしても、どうしようもないことなのである。

こういう時は、無理に集団にとけ込もうとしないことだ。一人でいることは、寂しいことかもしれない。しかし、とけ込もうとすれば自分を殺すしかなくなる。「いじめ」のお手伝いをさせられることもある。学校やクラスの集団の中で自分のやるべき役割を果たしたら、あとは自分は自分、他人は他人である。

学校や教師も、子どもどうしを無理に仲良くさせる必要はない。学習や部活や学校行事などの一つの目的を持った活動で協力させることは必要だが、それ以外のことまで仲良くすることを強要することはない。

孤立しやすい子どもは必ずいる。このような子どもには「孤立をおそれない」、「孤立はむしろかっこいいことなのだ」ということを教えるべきである。学校は「仲良く」や「協調性」を強調しすぎる。

| 教育 | 04:46 AM | comments (0) |
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