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「新しい酒は新しい革袋に」
「新しい酒は新しい革袋に」
これは、新訳聖書からとった句である。
ヨハネの弟子たちとファリサイ派の人々は、断食していた。そこで、人々はイエスのところに来て言った。「ヨハネの弟子たちとファリサイ派の弟子たちは断食しているのに、あなたの弟子たちは断食しないのですか」。イエスは言われた。「(中略)。また、だれも新しいぶどう酒を古い革袋にいれたりはしない。そんなことをすれば、ぶどう酒は革袋を破り、ぶどう酒も革袋もだめになる。新しいぶどう酒は、新しい革袋に入れるものだ」(マルコによる福音書)
これは、新しいものと古いものは両立しえないことだということを教えるたとえ話だとされている。しかし、見落としてしまいがちだが、新しいぶどう酒を古い革袋に入れると、本当に革袋は破れてしまうのか。たしかにあまりにも古い革袋だと破れるだろうが、そんな袋は古いぶどう酒を入れても破れるだろう。「新しい酒は新しい革袋にいれたほうがよい」くらいならわかるが、たとえしては少し大げさすぎるのである。なぜ、こんな大げさなたとえをイエスはしたのか。

加藤隆『『新訳聖書』の「たとえ」を解く』(ちくま新書・740円)

新訳聖書にはたくさんの「たとえ」がでてくる。その謎を解いた本である。聖書の謎として読んでもよいが、「比喩」論、「隠喩」論として読んでも面白い。

| | 06:52 AM | comments (0) |
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教育基本法
「教育基本法改悪に反対する弘前大学学習講演会」(日本科学者会議主催・弘前大学9条の会主催・弘前大学職員組合後援)に出席した。私も、教育基本法というこれからの日本の教育の行方を決める重要な法案を、国民的な議論もなしに拙速に決定することには反対するので出席した。若い先生の講演の内容もとてもわかりやすかった(主張としては納得できないところもあるが)。

しかし、次のような議論はどうか。この講演会で採択された決議の一部である。
教育基本法を全面的に作り変えるねらいは、一人ひとりの子ども達の“人格の完成”を目指すという教育から、“国策に従う人間”をつくる教育へと、教育の理念を180度転換させることにあります。さらには憲法改悪と戦争できる国づくりがまっています
「憲法改正」を安倍政権はめざしているのでそれを「改悪」と言うのはしかたがない。しかし、「戦争できる国づくり」とは何か。今の政権は戦争をしたいのか。「教育基本法の改訂の目的は戦争をするためだ」となってしまうではないか。憲法第9条をどうするかは、日本国自体の安全と世界の平和への貢献のために、日本はどのような道を選択するかというきわめて戦略的な問題である。自分たちがが憲法9条を変えることに反対だからと言って、変えようとする人を軍国主義者のように言うのは乱暴である。「教育基本の改悪→憲法第9条の改悪→戦争」などと単純化するのは粗雑な論法である。また、本当にそう思っているなら、これからはこの法案の成立を阻止するために寝食を忘れて行動すべきである(宴会に出たり、趣味に時間を使うなどは論外である)。

「決議に賛成の方は拍手を」に対して、私はどうしても拍手できなかった。拍手できなかった理由はもう一つある。それは別の機会に。

| 教育 | 05:38 AM | comments (0) |
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