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比喩
柳沢厚生労働大臣の「女性は子どもを産む機械」発言を別の角度から見れば、比喩のセンスの問題である。実は私も比喩のセンスが悪くて、若い頃からほうぼうで顰蹙を買ってきたたからよくわかるのである。

男女をモノに喩える例は昔からいくらでもある。「種は良かったが畑が悪かった」とか逆に「種は悪いが畑がいいから」などと言う言い方はよくされてきた。女性は畑か?
「元の鞘におさまった」も相当ひどい。こういう比喩は追放すべきなのだろうか。

人間を「機械」に喩えることもいくらでもある。その中にはほめる例もある。例えば、「安打製造機」と言えば、プロ野球界の歴代の好打者につけられてきたニックネームである。張本勲、若松勉、そしてイチローと言った名選手がこう呼ばれてきた。また、「コンピュータのような頭脳の持ち主」と言われて気分の悪くなる人はいないだろう。ただ、ピアニストが精密機械と言われると考えてしまうかもしれない。

私は「吉田先生はばい菌も逃げていくでしょう」と言われる。それくらい健康だと言うことだ。私は健康自慢なので言われるとうれしいことにしておくが、これを女性に言ったら多分ぶん殴られるだろう。

比喩はうまく行けば効果は絶大だが、使い方を間違えると大変なことになる。柳沢大臣だって、まさか本当に女性を機械とは思っていなかったのだろう。インタビューで「女房に叱られた」と言っていたが、「うちの機械に叱られた」とは言っていなかった。センスが悪すぎるのである。「いえいえ、あれは、《女性が子どもを子どもを産む機会》と言うつもりだったのです」と逃げることはできなかったのだろうか。

| 社会 | 02:53 AM | comments (0) |
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