2007,03,13, Tuesday
○○と××
このブログのコメント欄に、北山さんが次のようなことを書いている。
「教養教育」が「共通教育」と呼ばれるようになってから「○○と△△」という持って回ったような授業タイトルが増えましたね(ex.「芸術学」→「芸術と人間」)。「学」をとって厳めしさをなくしたつもりでしょうが,逆に妙に気取った感じがしてしまいます。そこで私も、我が弘前大学の「21世紀教育」(共通教育のことをこう言う。こんな名前を考えた人の言語感覚って何世紀の感覚なんだろう)を調べてみたら、あるある。 環境と生活、環境と社会、環境と資源、運動とリハビリテーション、市民生活と地域社会、社会とジェンダー、くらし・歴史・文化、社会と私、社会と経済、企業と経営 etcである。 だいたい 「○○と××」と言う場合、○○と××をばらばらに語るとおそろしく大きな領域になるので、○○と××が重なる領域、もしくは、○○と××の関係ということになるのだろう。ただ、しかしそう考えてもわからないものがある。 たとえば「社会とジェンダー」はどうだろうか。 私の貧弱な理解では「ジェンダー」という概念そのものに「社会」が含まれる。だから「社会とジェンダー」などと言われると、ちょっと考え込んでしまう。「企業と経営」もへんだ。「企業の経営」ならよくわかるのだが。それでもこれくらいならまだよい。「くらし・歴史・文化」、「社会と私」、「社会と経済」となると、考えれば考えるほど頭がおかしくなる。 ところで、この私のHPは「教育・音楽・コンピュータ」である。「教育」「音楽」「コンピュータ」それぞれ共通した話題も時々あるが、まったく独立した話題もある。だから正確に言えば、and でなくて or を使うべきなのかも知れない。この辺は語学のセンスがないのでどうしたらよいのかさっぱりわからない。 |