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国立公文書館
東京の北の丸公園内にある国立公文書館に行ってきた。ある予想をしてある本のある1ページを確認することだけが目的だったのだが、予想は見事にはずれた。それはそれで「予想が間違っていた」と言う成果があった。職員の方もとても親切だった。

ところで、明治4(1871)年から明治6年にかけて、ヨーロッパとアメリカを視察旅行した岩倉使節団の報告書には、ヨーロッパの国で文書保存が重視されていることが報告され、次のように書かれている。。
書籍ノ尊キハ、政術理学ニ渡リテ後ニ、其宝ヲナスニ有ズ、譬ヘバ我匠工ノ用フル曲尺ハ匂矩ノ理ニ本ツク、鉄治ノ鞴ハ、「ポンプ」の源ナルカ如く、瑣末ノ器ニモ深理アリ、其ノ理論ヲ進歩ト云、故ニ市井閻カイ(ちまた)ノ帳簿は、商法民法ノ基起源ニテ、法ノ治安カヽレリ 久米 邦武『特命全権大使米欧回覧実記』(岩波文庫・全5巻・4200円)

要するに資・史料の保存は一国の明暗に関わるとても重要なことだとしているのである。日本ではこの報告書が書かれた約100年後の1971年に国立公文書館が設置され、1987年に公文書法が制定された。

しかし、この国立公文書館も、国立博物館や、国立美術館などとともに現在は独立行政法人化された。こういった部門については国の仕事からどんどん切り離されて行く。我が国の指導者の言う「文化」だの「伝統」は口先だけなのか。

| 教育 | 06:54 AM | comments (0) |
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