2008,02,26, Tuesday
出席
昨年学長から、携帯電話による出欠調べを実施するとの提案があった。
目的は3つ。1 出席率の向上 2 遅刻の減少 3 主席を取る手間の省略 ばかげてる。さすがに、反対意見が多かったが、理工学部で10月から半年間試行することになった。試行によって、何の効果もないということがわかった。計画はあえなく消えた。それでも学長は「残念だ!」と。 理想を言えば、出席など取らないのが一番良い(昔は出席を取る先生は少なかった)。純粋に試験の成績だけで単位をだせばよい。出席しなくてもわかるような試験問題を出さなければよい。しかし、そうするためには教員のほうも相当な覚悟がいる。毎回の授業を相当きちんとしていく必要がある。成績が甘くなっても厳しくなっても批判の対象になる。教員にとっては、出席をとりそれを成績に反映させるほうがはるかに楽である。 学生もそう思っているらしい。「出席をきびしく取る。出席はしなくてもよいが試験をきびしくする。どちらがよいか?」とたずねると圧倒的多数が「出席をきびしく取る」を選ぶ。 |