2007,08,29, Wednesday
自己コントロール
「精神は物質に勝てない」と言うことは、もう60年以上も前に日本人がつくづく思い知らされたことなのだが。
世界陸上で日本選手が振るわない。もともと、自力不足だったせいもあるのだが、それよりも本番で自分の力が出し切れていない。やっぱり精神力が足りないのか。今の日本人選手は ひ弱な印象だ。 スポーツに限らず本番で自分の力を出し切ることができるかどうかは、自分自身の心を自己コントロールする力にかかっている。相手のある競技だから、メダルが取れるかどうかは別にしても、いつも安定した力の出せる選手というのは、それだけそう言う力があると言うことだろう。 自己コントロール力。スポーツに限らず、教育全般にわたってキーワードになりそうだ。 今おこっているさまざまな問題が、この言葉で説明できるからだ。スポーツの自己コントロール力を一般化することが危険であることは承知の上だ。しかし、共通する部分もたくさんあるだろう。 なお、かく言う私は、(みなさんご存じの通り)この分野が一番苦手な人間である。 |
2007,08,28, Tuesday
今日は
お休み
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2007,08,27, Monday
寿行さん逝く
作家の西村寿行(じゅこう)氏がなくなった。 引っ越しの時に処分したつもりだったのだが、本が数冊残っていた。そうだ、若い頃(20〜30代)に読みまくったのだ。 話はワンパターンである。まず、主人公の妻や恋人が拉致される。陵辱されたり(この場面が詳しく描写される)、殺されたりする(とても残忍である)。あるいは、主人公自身が屈辱を味わう。主人公はそこで復讐を誓う。 「殺してやる!」 刑事や検事の場合は、 「吊してやる!」 痛快でちょっと(かなり)Hな小説だった。 結末は分かり切っているのに、ついつい買って読んでしまっていたような気がする。Hなシーンにつられたのだろうか(笑)。今考えると、大いなる時間の無駄遣いだった。でも、とても楽しませてくれたので、合掌。 |
2007,08,26, Sunday
不祥事
ショックである。私と関係の深い大学の学部で不祥事があったらしい。懲戒解雇と言う処分が下ったそうだが、本人が受ける損失はあまりにも大きい。金額にすると2〜3000万円になる。
推測だが、これは犯罪と言うより病気なのではないか。そうしか考えられないのである。こうなる前に何かやりようがなかったか。本人のこともさることながら、学部のこれからのこともとても心配である。 |
2007,08,25, Saturday
汽車
私の好きな歌の中に、「汽車」という言葉が入ったものがいくつかある。
花嫁は夜汽車にのって(「花嫁」北山修作詞) 汽車を待つ君の横で僕は時計を気にしてる(「なごり雪」伊勢正三作詞) 動きはじめた汽車に ひとり飛び乗った(「喝采」吉田旺作詞) あー明日の今頃は僕は汽車の中(「心の旅」財津和夫作詞) ある日踏み切りの向こうに君がいて通り過ぎる汽車を待つ(「白い一日」井上陽水作詞) なつかしい人や町をたずねて汽車を降りてみても(「シンシア」吉田拓郎作詞) ほとんどが1970年代の歌である。しかし、70年代には汽車(蒸気機関車が牽引する列車)はほとんどなくなっていた。しかし歌の中では、長距離の乗り物と言えば「汽車」だったのだ。これが、「電車」や「新幹線」では、味も素っ気もないのである。汽車は、出会いと別れの象徴だったのだ。 子どもの歌にも「汽車」はたくさん出てくる。私の好きなのは、童謡で本居長世作詞作曲「汽車ポッポ」。苦しい時には「なんだ坂、こんな坂、なんだ坂、こんな坂」と心の中で歌いながら、歯を食いしばって幾多の困難を乗り越えて来たのだ。・・・ウソ |
2007,08,24, Friday
校内暴力世代
1970年代の末から80年代にかけて、中学校が荒れていた時代があった。その頃、よく中学校を訪問したが、異様な光景を目にしたことが何度もある。
例えば、大学生(ほとんどが女子学生)といっしょに中学校の授業を見学に行くと、授業中であるにもかかわらず別の教室から生徒が出てきて、女子学生をからかうのである。音楽の授業でも、全員が歌っているはずなのに聞こえてくるのは教師の声だけで、生徒達は思い思いに勝手なことをしている。 生徒が教師に暴力を振るう「校内暴力」と言う言葉が新聞紙上を毎日のように賑わわせていた。ある中学校教師は、その頃を振り返って「とにかく嵐が去るのを待つのみだった」と言う。なすすべなしだったのである。教育学部の中学校課程の学生でも、中学校教員への志願を敬遠した。副免で取得した小学校教員の免許を使って小学校に志願したり、競争率の高い高校 その時代の中学生たちの世代が、今、子育ての真っ最中である。 給食費の未納、保育料の未納問題が社会問題になっている。理不尽な要求に学校側がくたくたになっている例もある。短絡は危険だが、偶然とは言いきれないのである。戦後二度目の教師受難時代である。 |
2007,08,23, Thursday
つまらない疑問
弘前に戻ってきた。
昼間は30度近くまで温度が上がるが、夜は20度くらいまでさがるのですごしやすい。 クーラーによる涼しさより、自然の涼しさのほうが気持ちがよい。 --- 昨日朝は、東京で散歩した(体重があるのでいきなり走るとひざを痛める)。方向感覚を頼りに見知らぬ路地などを歩くのが好きだ。 1時間ほど歩いた時に、ある民家の表札が目に入った。「吉田」と書いてあった。いやあ、たまたま見た表札が「吉田」とは何という偶然だ! ・・・・しかし、すぐ思い直した。そんなことはないだろう。表札なんて、多分視覚の範囲には必ずあったはずだ。「渡辺」も「田中」も「柴田」も「馬場」も「加藤」も「与田」も「根岸」もあったのかも知れない。たまたま吉田だったので、意識しただけなのだ。 しかし、こういう現象には、かならず心理学か何かで、何とか効果とか、何々の法則とか名前があるはずだ。 何と言うのでしたかね。知っている人がいたら教えてください。 |
2007,08,22, Wednesday
頭痛
![]() 昨日は講演。そして研究発表を聞いた。 日頃使わない脳味噌を急に使ったせいか、昨晩は頭痛がひどかった。 だから、はやくホテルに帰って寝た。 一晩寝たら、もう直っていた。 しばらくは脳味噌を使わないことにしよう・・・と言うわけにはいきませんね。 昨日は久しぶりに会った人が多かったのだが、みんなが口をそろえて 「太りましたね!」 たしかに、写真を見ると見苦しく太い。そしてこの数日間で急に太ったようである。 こりゃあ、荒治療をしなきゃ! ビリーでもはじめるか! ・・・・・・・・・・・・・・ 昨日お会いした方々へ。 ファイルは約束通り、修正して例の場所においています。 どうぞご自由にお使いください。 |
2007,08,21, Tuesday
酒に弱い
東京に来ている。例によって飲み過ぎてしまった。
私はどうしてこんなに酒に弱くなったのだろう。 これまで酒に勝っていたのは、飲み始めた最初の1年くらいでこのところは連戦連敗である。 いっしょに同席していたMさんは本当に酒に強い。 まわりの人がどれだけ飲んでいても、けっして飲まない。 それでも、昨日は「1杯だけ」と言って、ほんの一口含んだだけでやめられる。 Mさんほどでなくてもよい。水割り2〜3杯でやめられるくらいに、酒にもっと強くなりたいものである。 |
2007,08,20, Monday
「役不足」
最近、大きな(?)仕事を二つ引き受けることになった。
それで、どちらも「力不足ですが、一生懸命努めさせていただきます」と意思表明した。 これを「役不足ですが、一生懸命努めさせていただきます」と言うと、大変なことになる。 <こんな仕事は私には軽すぎるが、まあせいいっぱいやってあげるよ>と言うことになるからだ。 人に仕事を頼むときに、「役不足でしょうが、ぜひともお引き受け下さいますようお願いいたします」と言うのは正しい。しかし、言葉の使い方をわかっていない人に言うと、ムッとされるかもしれない。このような誤解を受けやすい言葉は、使わない方がよいのかもしれない。 |